【行政書士に依頼できること⑧】民事法務編~相続・遺言・新しい家族のカタチ~

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争いを防ぎ、大切な想いをつなぐ「予防法務」の力

連載第8回は、私たちの「暮らし」に最も深く関わる「民事法務」について解説します。

江戸川区の平井や葛飾区の新小岩、江東区の亀戸、墨田区の錦糸町……。このエリアには、代々続くご家庭から、新しくマンションを購入して移り住んできたご家族まで、多様な生活があります。

「親が残してくれた家はどうすればいい?」「自分の亡き後、子供たちが揉めないようにしたい」「将来、認知症になったら誰が支えてくれるのか?」 こうした悩みは、起きてから対処するのではなく、事前に備える「予防法務」が非常に重要です。行政書士は、法律の知識で「安心の未来」を設計するお手伝いをします。

民事法務分野で行政書士が対応する主な業務5選

相続や遺言の手続きは、感情と法律が複雑に絡み合います。行政書士は、公平な立場で書類を作成し、円満な解決をサポートします。

1. 遺産分割協議書の作成

相続人が誰で、どの財産を誰が引き継ぐのかを話し合って決めた内容を、書面にまとめる業務です。

  • 2024年からの重要トピック
    2024年4月から「相続登記(不動産の名義変更)」が義務化されました。放置すると過料(罰金)の対象になるため、速やかな遺産分割と書類作成が不可欠です。行政書士は、登記の前段階として、法的に不備のない協議書を作成します。
    ※登記については司法書士の独占業務となっています。

2. 遺言書作成のサポート(自筆証書・公正証書)

「争族(そうぞく)」を防ぐ手段が遺言書です。
単に形式を整えるだけでなく、「付言事項(ふげんじこう)」といって、なぜこのような分け方にしたのかという「想い」を言葉にするアドバイスも行います。公証役場での証人立会いなども含め、トータルでサポートします。

3. 相続人調査・財産目録の作成

誰が相続人なのかを確定させるために戸籍を遡り、どのような財産があるのかを調査します。
古い戸籍の読み解きや、全国に散らばった預貯金口座の調査は、ご家族だけでは非常に時間と手間がかかります。行政書士がこれらを整理し、透明性の高い目録を作成します。

4. 成年後見制度(任意後見契約)の利用支援

判断能力が低下した時に備え、あらかじめ「誰に、どのような支援をしてもらうか」を決めておく契約です。
一人暮らしをされている高齢者の方にとっても、非常に心強い制度です。見守り契約や死後事務委任契約と組み合わせることで、老後の不安を解消します。

これらの業務を行政書士に依頼するメリット

民事の手続きにおいて、行政書士は「街の法律家」として、最初の一歩を支えます。

  • 「争い」の芽を事前に摘むことができる
    法律的に有効な書類を作ることはもちろんですが、第三者である行政書士が介在することで、感情的になりがちな家族間の話し合いを冷静に進める「クッション役」となります。
  • 複雑な戸籍収集から解放される
    明治・大正時代の戸籍を読み解くのは至難の業です。職権で必要な戸籍をスムーズに収集し、家系図や相関図として整理するため、その後の銀行手続きなどもスムーズに進みます。
  • 他士業との連携でワンストップ解決
    相続登記は「司法書士」、相続税は「税理士」、争いになってしまったら「弁護士」。行政書士はこれら専門家へのハブ(窓口)となり、お客様がどこに相談すればいいか迷わないよう案内します。

まとめ

相続や遺言は、決して「縁起が悪いこと」ではありません。むしろ、残される大切な人を守るための「究極の思いやり」です。

特に2026年現在は、空き家問題や孤独死問題など、地域社会が抱える課題が深刻化しています。早めに準備をしておくことが、自分自身の安心だけでなく、亀戸や錦糸町といった私たちが愛する街を健やかに保つことにも繋がります。

「うちは財産が多くないから大丈夫」という方にこそ、実はトラブルは多いものです。少しでも不安を感じたら、まずは近所の行政書士に相談してみてください。

当サイトでは、今後も江東区・墨田区・江戸川区・葛飾区エリアの皆様の「平穏な暮らし」を守る情報を発信してまいります。2026年秋の登録・開業に向け、皆様の心に寄り添う準備を進めてまいります。

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